廣瀬税理士事務所

相続について【相続税】

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相続について【相続税】

相続について【相続税】

2026/10/07

こんにちは!

愛媛県松山市の税理士事務所、廣瀬和隆税理士事務所です。

秋祭りの季節になりました。あちこちで子供たちや、御神輿を担ぐ声が聞こえます。

さて今回は、「相続税」についてです。

 

「親が亡くなったら、相続税を払わなければいけないの?」

「財産を相続したら、全部税金がかかるの?」

「自分の家にも相続税がかかるのか心配……」

このような疑問をお持ちの方も多いと思います。

まず最初にお伝えしたいのは、

「相続が発生したからといって、必ず相続税がかかるわけではない」

ということです。

 

相続税には「基礎控除」があります

相続税には、一定の金額までは相続税がかからないという「基礎控除」があります。

基礎控除額は、

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

という計算式で求められます。

たとえば、法定相続人が3人いる場合、

3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円

となります。

この場合、相続税の計算上の課税対象となる財産が基礎控除額の範囲内であれば、原則として相続税はかかりません。

「相続税がかかるかどうか」を考えるときには、まずこの基礎控除を確認することが大切です。

 

「財産が5,000万円ある=相続税」ではありません

ここで注意したいのが、単純に「財産がいくらあるか」だけで判断できるわけではないということです。

相続税の計算では、預貯金や不動産など、さまざまな財産について確認する必要があります。

また、一定の条件を満たす生命保険金には非課税限度額が設けられているなど、財産の種類によって取り扱いが異なるものもあります。

さらに、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例など、一定の要件を満たすことで相続税の負担が大きく軽減される制度もあります。

そのため、

「財産が○○万円だから相続税はこれくらい」

と簡単に判断することはできません。

 

不動産がある場合は特に注意

相続税を考えるうえで、特に注意したいのが不動産です。

自宅の土地や建物を所有している場合、「預金はそんなにないから大丈夫」と思っていても、不動産の評価額を含めると、相続税の対象となる可能性があります。

一方で、一定の条件を満たす場合には、「小規模宅地等の特例」によって、土地の評価額を大きく減額できる場合があります。

ただし、この制度は適用できる条件が細かく定められています。

「自宅だから必ず使える」というわけではありません。

不動産をお持ちの方は、早めに専門家へ相談しておくと安心です。

 

相続税の申告にも期限があります

相続税がかかる場合には、申告と納税が必要になります。

原則として、相続の開始を知った日の翌日から10か月以内が期限です。

10か月と聞くと、「まだまだ先だから大丈夫」と感じるかもしれません。

しかし、その間に、

・相続人の確認
・財産の調査
・不動産の評価
・遺産分割についての話し合い
・相続税の計算
・必要書類の準備

など、さまざまなことを進めなければなりません。

そのため、相続が発生してから慌てて準備するのではなく、できることは早めに進めることが大切です。

 

「税金がかからないなら何もしなくていい」は要注意

ここも、相続でよくある誤解です。

「基礎控除以内だから、相続税はかからない。だから何もしなくていい」

とは限りません。

相続税がかからない場合でも、相続人の確認や財産の調査、預貯金の名義変更、不動産の相続登記など、必要な手続きはあります。

また、特例や税額軽減を利用することで相続税がゼロになる場合には、申告が必要となるケースもあります。

「税金がゼロだから申告も必要ない」と自己判断せず、状況に応じて確認することが大切です。

 

相続税対策は「早め」が安心

相続税について考えるとき、「亡くなってから考えればいい」と思われる方も多いかもしれません。

しかし、相続税対策は、元気なうちだからこそ検討できることがあります。

たとえば、

「財産がどれくらいあるのか整理する」

「不動産をどうするか考える」

「生命保険の内容を確認する」

「遺言書を作成する」

「家族に財産の場所を伝えておく」

といった準備です。

相続対策というと、「税金を安くすること」だけをイメージしがちですが、本当に大切なのは、家族が困らないように財産と意思を整理しておくことです。

 

相続税は「怖いもの」ではありません

相続税という言葉を聞くと、難しくて怖いもののように感じるかもしれません。

でも、基本的な仕組みを知っておくだけで、「何を確認すればいいのか」が見えてきます。

まずは、

「自分の場合、相続人は何人いるのか」

「どんな財産を持っているのか」

「基礎控除はいくらなのか」

この3つを確認してみることから始めてみましょう。

分からないことがあれば、税理士などの専門家に相談することも大切です。

相続は、一人ひとり状況が違います。

「知っておくこと」と「早めに準備すること」が、ご家族の安心につながります。

秋の終わりから冬へと季節が移り変わるこの時期、年末に向けてご家族が集まる機会も増えてくることと思います。

そんな機会に、ご自身の財産やこれからのことについて、ご家族と少し話してみるのはいかがでしょうか。

 

新田

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